
「屋根の上のヴァイオリン弾き」上演決定!
【情報解禁】日生劇場2017年12月公演 ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』上演決定!https://t.co/kSVsqV6FNV pic.twitter.com/zyIcyN2Ict
— 東宝演劇部 (@toho_stage) October 20, 2016
「屋根の上のヴァイオリン弾き」は、1964年にアメリカで公演が行われたミュージカルです。原作は、ショーレム・アレイヘムの「牛乳屋テヴィエ」。1971年には、映画化もされ撮影賞、音楽賞、音響賞においてアカデミー賞を受賞しました。
日本では、1967年に帝国劇場で森繁久彌主演での公演が行われ、これまで数百回に渡り上演されてきました。そんな「屋根の上のヴァイオリン弾き」が、日本での初演から50周年を迎えることを記念して、2017年12月、日生劇場にて市村正親主演の記念公演が行われます。
2013年にも日生劇場にて、同ミュージカルが公演されていますし、映画などであらすじを知っている方もいるかもしれません。こちらでは、まだ、知らない方のために、「屋根の上のヴァイオリン弾き」のあらすじをネタバレありでご紹介します。すでに知っている方も公演に向けておさらいしておきましょう!
「屋根の上のヴァイオリン弾き」のあらすじ(ネタバレあり)
以下、あらすじです。
ユダヤ教徒である牛乳屋のテヴィエは、妻ゴールデと5人の娘たちと生活は貧しいながらも戒律を守り暮らしていました。屋根の上で男が、ふらふらとバランスを保ちながらヴァイオリンを弾いている姿を見て、テヴィエは、ユダヤ人の生き方を象徴していると考えます。
ある日、長女のツァイテルに肉屋のラザールとの縁談話が持ち込まれました。テヴィエは、ラザールが金持ちであることを知っていて、娘との縁談を承諾します。しかし、ツァイテルには、すでにモーテルという恋人がいました。
それを知らずに、テヴィエがツァイテルに結婚話を伝えると、ツァイテルは泣き出してしまいました。そこへ、恋人のモーテルが駆けつけ、結婚の許可を求めます。ユダヤ教徒において、結婚相手を決める際、父親の権限が非常に強いのですが、テヴィエは、娘の気持ちを汲み、モーテルとの結婚を認めます。
後日、ツァイテルと、モーテルの結婚式が、行われ祝宴が続く中、ロシアの警官隊が乱入して、式を荒らしてしまいました。それでも、2人は夫婦になります。
また、次女のホーデルは、革命を望む青年パーチックと恋に落ち、勝手に結婚を取り決めます。そこでも、テヴィエが折れる形で、結婚を認めました。しかし、その後、パーチックは、逮捕され、シベリア流刑にされてしまいます。ホーデルは、夫を支えるために、家族と分かれシベリアに向かいます。
ロシア人による、ユダヤ人弾圧の勢いが増してくる中、今度は三女のハーバが、ロシア人青年と恋に落ちます。信仰上、ロシア人との結婚は許されないのですが、結局ハーバは、家族を捨て、結婚する道を選びました。
その後、ロシア政府がユダヤ人に対して撤去命令を下したので、テヴィエ一家も村を追われてしまいます。荷物をまとめ、村を離れようとするテヴィエ後ろには、冒頭で、屋根の上にいたヴァイオリン弾きの奏でる音が流れていました。
(参考URL:hmhm)
タイトルからヴァイオリン弾きが主人公のように思われますが、ストーリーは、基本的にテヴィエ一家を中心に進んでいきます。ヴァイオリン弾きの男は、ユダヤ人の象徴、もしくはテヴィエの信仰を具現化したものとしての役割を与えられているようです。
映画「屋根の上のヴァイオリン弾き」名シーンまとめ
懐かしい映画「屋根の上のヴァイオリン弾き」。いつ観てもこのミュージカル作品には脱帽だ。いつかこんな作品が書きたい。YouTubeでは映画が全部観れるが、これは映画の音楽シーンのメドレー。→https://t.co/IYyMrhrp8V pic.twitter.com/ffAG9jBoXz
— 北野辰一 Kitano Shinichi (@takayukitaka) March 26, 2013
こちらでは、映画版「屋根の上のヴァイオリン弾き」の名シーンをご紹介します。一つ目名シーンは、長女の縁談が決まり、祝宴を上げている場面。一旦はユダヤ人を弾圧しているロシア人とも打ち解けますが、最終的には村を追い出されてしまうのですから、残酷です。
屋根の上のヴァイオリン弾き 娘の婚約が決まったユダヤ人のテヴィエの酒盛り。そこに割り込んでくるのはロシア人。後のユダヤ人弾圧の為に駐留している彼らだが、まだ大きな確執はない。歌と踊りで民族の垣根を超える名シーン。しかしこの後…
— ぴぐみょんスタジオ (@PigmyonStudio) October 26, 2015
久しぶりに「屋根の上のヴァイオリン弾き」観る。酒場でユダヤの民が、一触触発かと思いきや、ロシアの人々とロシアンダンスを踊るシーンが素敵。結局追われる身になってしまうのだが、庶民が少しずつ時代を変えていく話だ。
やはり名作は、時代性を含みつつ普遍だ。宗教、政治にも当然踏み込んでる。— おどるなつこOdoruNatsuko (@OdoruNatsukoIto) July 23, 2016
https://t.co/VNckwXjBXK
屋根の上のヴァイオリン弾き、結婚式のボトルダンスシーン。
この後の展開のこと考えただけで泣ける(´;ω;`)— はんな(右) (@haaaanna21) October 24, 2016
ストーリーの中でテヴィエは、次女ホーデルと三女ハーバと別れることになるのですが、その別れの場面も名シーンであると言えます。ホーデルとの別れの場面は、美しい情景と相まって名シーンと言われることが多いです。
お気に入りの役柄は『この森で天使はバスを降りた』パーシー役。心に傷を持った役柄を表現するリアリティと、持ち直す心の動きをとても丁寧に表現。『屋根の上のヴァイオリン弾き』ホーデル役。気の強さと革新的な立ち位置を上手く両立。別れのシーンでは特に「家族」に対する想いを強く感じさせた。
— ひろき (@hiroki740107) August 17, 2015
また、終盤のロシア政府の弾圧により退去命令が出された後、テヴィエ一家が村から出て行くところも名シーンの一つです。
@k_tomo98 @monocat33 屋根の上のヴァイオリン弾きを観てロシアのユダヤ系の人々が追われるシーンで大泣きした覚えが…それまで結構楽しいシーンが盛りだくさんだったから、あんな感じ?
— 金木犀@低浮上でゴメンね (@wankohina) February 21, 2014
映画「屋根の上のヴァイオリン弾き」名言まとめ
「屋根の上のバイオリン弾き」から 『サンライズ・サンセット』https://t.co/ll2t7rkAjf @youtubeより #心に残る映画 pic.twitter.com/GhPoHo3eOv
— ふかざわ(ᵔᴥᵔ) (@makofuka4020) October 9, 2016
こちらでは、「屋根の上のヴァイオリン弾き」の名言をまとめます。
「ここはまだ俺たちの土地だ。俺たちの土地から出ていけ」
私も観ていて気が付いたのだが「屋根の上のヴァイオリン弾き」の舞台はウクライナだからこそ再演されたのではないか。最後にテヴィエたちユダヤ人は村から出ていかざるを得なくなる。その時にロシア軍に言う「ここはまだ俺たちの土地だ。俺たちの土地から出ていけ」。これを言わせるためではなかったか
— 藤本由香里 シンガポール在住 (@honeyhoney13) August 13, 2016
テヴィエの生まれ育った村に対する気持ちがよくわかる言葉ですね。
「俺たちは屋根の上のヴァイオリン弾きみたいなもんだ、落ちたら首を折って死ぬ、足場の悪いところでバランスを取って楽しんで演奏し続ける」
主人公の台詞:「俺たちは屋根の上のヴァイオリン弾きみたいなもんだ、落ちたら首を折って死ぬ、足場の悪いところでバランスを取って楽しんで演奏し続ける」
そして、実際に屋根の上にヴァイオリン弾きが象徴的にいる。主人公の心境とともにシンクロして動く。— Keiichi Yuta (@Copyright_works) March 28, 2013
こちらは、冒頭で、テヴィエが屋根の上のヴァイオリン弾きを見て呟いた言葉でしょうか。ユダヤ人が置かれた危うい立場を理解していながら、楽しんで生活を送っていると言っているように聴こえます。
「屋根の上のヴァイオリン弾き」のあらすじを確認したら、会場でミュージカルを楽しもう!
懐かしの日生劇場( ^ω^ )屋根の上のヴァイオリン弾きもすごく良かったですね〜。 pic.twitter.com/gHZuM3heSt
— ひーちゃん
どーも、赤です
☕️ (@hito0118) August 31, 2016
名シーンや名言が多いミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」。日程詳細は、まだ決まっていませんが、2017年12月、日生劇場にて上演予定です。公演が近づくにつれて、どんどん詳細情報が出てくるのでチェックを忘れないようにしましょう。少し先ですが、是非会場で楽しんでくださいね!チケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。