
『ミス・サイゴン』エンジニア役のひとり駒田一
今日は急きょ思い立って、ミュージカル「ミスサイゴン」を観劇しました。駒田一さんのエンジニアは初めてでしたが、この難しい役を見事に演じている駒田さんの努力と才能に拍手です! 楽屋ではいつも優しい駒田さんです。 pic.twitter.com/CzaFgI94uF
— 立花裕人(H.Tachibana) (@touchy61) November 21, 2016
絶賛上演中の大作ミュージカル『ミス・サイゴン』は、ベトナム戦争末期のサイゴンとホーチミンを舞台に、運命に翻弄される人々を描いた悲劇的な作品です。
ベトナム人のキム、米兵のクリスとの悲恋を中心に描かれている『ミス・サイゴン』ですが、もうひとり芯となっているキャラクターがいます。それが、野心に満ちたフランス系ベトナム人であるエンジニアです。
悲惨な状況に置かれても、どんなに苦境だとしても、決して諦めない不屈の精神を持つエンジニア役は、主演級のミュージカルスターが演じる代表的な役柄のひとつ。実力とカリスマ性を備えていないと演じられない選ばれし難役です。
今回は、3人いるエンジニア役のうちの1人である駒田一についてご紹介します。経歴は?過去の出演作は?当たり役の評判は?ファンクラブは?駒田一に関する色々な疑問に答えます。
『ミス・サイゴン』エンジニア役・駒田一の経歴
ミュージカル『ミス・サイゴン』で、市村正親、ダイアモンド☆ユカイと交互にエンジニアを務める駒田一に話を聞いた!https://t.co/nABgd5imtW pic.twitter.com/DfyQ1gKnw7
— ぴあ関西版WEB (@pia_kansai) August 19, 2016
ミュージカル劇団フォーリーズ出身で、『屋根の上のヴァイオリン弾き』や『ラ・マンチャの男』など、数多くの舞台に出演してきた駒田一。確かな歌唱力と安定感のある演技力、そして抜群のコメディセンスで、あらゆる難役をこなす実力派ミュージカル俳優です。
ミュージカル俳優以外にも、声優としても活躍しています。どちらかというと線が細かったり、優男タイプが多い日本の主役級ミュージカル俳優の中で、どっしりとした大人の男を演じることができる貴重な俳優です。
年齢は54歳で、今後ますます役柄の幅を広げていくことが予想されます。『ミス・サイゴン』エンジニア役は2014年に引き続き2度目の登板になります。ミュージカル界の王道をいく経歴を持つ真の実力派のひとりです。
『ミス・サイゴン』エンジニア役・駒田一過去の出演作
去年のダンスオブヴァンパイアに引き続き、駒田さんが今年はエンジニア役で出られてて、役者さんの凄さというか、また違う役も見てみたい!!と思わせていしまう力というか…
駒田さんを見る為ににチケット取ろう…#ミス・サイゴン #エンジニア#クコール#同じ方です#駒田一 pic.twitter.com/t2VKj4Id6G
— ⚡︎みやけなるさす⚡︎ (@mn1118_ga) November 9, 2016
『サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~』ドンウク役
数ある過去の出演作品の中でも、駒田一の当たり役のひとつが、韓国オリジナルミュージカル『サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~』翻訳版での主人公・ドンウク役です。
雨の夜に再会した兄弟と、突然やってきた若い女性とが繰り広げるハードウォーミングミュージカル『サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~』は、日本でも大きな評判となり、過去3回上演されています。
駒田一は、主人公である兄・ドンウクを演じました。駒田一の歌唱力やコメディセンス、また包容力溢れる雰囲気がなければ、日本版『サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~』は決して成功することはなかったでしょう。
『レ・ミゼラブル』テナルディエ役
『ミス・サイゴン』と並んで日本で人気がある大作ミュージカルといえば、『レ・ミゼラブル』でしょう。駒田一は2003年以来、『レ・ミゼラブル』でテナルディエ役を演じています。
フランス革命前夜のパリを舞台にしたこの悲劇の中で、最もコミカルな役回りを担っているのがテナルディエ夫妻で、狡猾で金に汚いけれども、どこか憎めないテナルディエという男を駒田一は見事に演じています。
もちろん評判も高く、10年以上もテナルディエ役の定番キャストとしてキャスティングされ続けています。駒田一の経歴にある過去の出演作品の中で、真っ先のテナルディエを思い出す方も多いのではないでしょうか?
『ダンス・オブ・ヴァンパイア』せむし男クコール役
ウィーン発のコメディミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』のクコール役も、駒田一の当たり役のひとつです。吸血鬼のクロロック伯爵を主人公にした、とにかく軽いコメディの中にあって、とりわけコミックリリーフとしての役割を担っているクコール。
幕間でクコールだけが掃除をしに出てきて、アドリブで客席とやりとりするという趣向が評判で、本作の名物となっています。2006年以降現在に至るまで、クコール役は駒田一しか演じていません。
『ミス・サイゴン』駒田一のファンクラブは?
駒田一には、「はじめのいっぽ」というファンクラブがあるようです。毎年、年度末にはファンクラブの集いがあるということですので、入会希望の方は所属事務所に問い合わせてみてください。
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『ミス・サイゴン』駒田一のエンジニア役を見逃すな!
このように過去の出演作品を見てきたことで、駒田一が日本ミュージカル界になくてはならない俳優であり、とりわけコメディに長けているということがお分かりいただけたかと思います。全体的に非常に重い『ミス・サイゴン』のキャラクターの中で、駒田一が演じるエンジニア役だけは、唯一明るいパワーを発散する存在です。
エネルギッシュで笑いを演出することができる駒田一の個性は、まさにエンジニア役にうってつけ。現在まで高い評価を得てきています。決して大きくない身体から繰り出されるパワーと笑いに身を委ねてみてください。また、「はじめのいっぽ」というファンクラブもあるようですので、ご興味がある方は所属事務所に連絡してみてくださいね!チケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。